「夏目くん・・・」 視界がはっきりとしてきたと同時に、鼻を刺激する薬品の匂い。 ボヤッとしてた意識も次第にしっかりとしてきた。 「ここは・・・」 「保健室」 私の疑問の声に返ってきた声。 はっとして声がした方をみると、やっぱり君がいた。