すると、ビクッと震えたかと思えば、
こっちを見て……あ、逃げた!
はぁ…。
逃げんなら…猫、連れてけよ。
俺はスリッパのまま庭に出る。
ニャーッと無邪気な声で鳴きながら俺の足にすりよってくる。
「よしよし、可愛いなー……ん?お前首輪してないじゃん。野良か… 」
ニャー
「はぁ…このまま捨てるわけにもいかねぇしなぁ… 」
俺、動物飼ったことねぇし。
…どうしよう。
なんて俺が真剣に悩んでいると知らずに白猫は…
ニャーニャー
と超可愛い声で鳴きながらすりよってくる。
「~~っし、しょうがない 」
俺の家で飼うか。死なれても困るし。
そうして俺は一人暮らしから、
一人と一匹で暮らすことになった。

