それにしてもむしゃくしゃする。
クリスマス前だからか?
いや、毎日が退屈でイライラする
彼女いない歴17年、たいしてモテない
なんの取り柄もない…
そんな自分に腹が立つ、
努力しても無駄だ、今までそうだった。

裕太「こんな平凡な生活から抜け出し
たいなぁ〜……って考えが甘いか笑
所詮ここは三次元ですよーだ…」

あれ?こんなとこに廃墟なんてあったっけ
ふときになって森の中を走った
不思議な雰囲気だ…あまり怖くない
ちょっと怖いけど

裕太「あそこから入れそうだな…
よーっし、行くとすっか!
どーせすることもないんだ
なら行くしかない!」

ロッククライミングの番組を思い出し
ながら壁をよじ登っていく
壁を乗り越え、やっと侵入できた
次の瞬間、

裕太「うぁぁぁぁっっっっーー!!!」

ゴキブリやぁぁぁぁぁぁぁ
無我夢中で走り三階にたどり着いた
そこにはクローゼットがあった

裕太「さっきはびびったぜ
あれ?こんなとこにクローゼット?」

この時は怖さを忘れていた
ためらいなくクローゼットを開けた瞬間…

裕太「じ、地震か!?や、やばい、
あ、床が……………………」