まずい、あの人に見つかるってことは、
黒蝶の幹部たちに見つかるようなものだ。
まずい。どうしよう。
入学式は終わり、今日はもう帰宅するだけだったが、
入学式の後すぐに放課後、理事長室に
来るように、と放送で呼び出された
「はぁ~…憂鬱…」
今日二度目の憂鬱だ
でも行かないと明日あたり面倒なことになるだろう。
理事長室の前まで来たのだ、行くしかない
「失礼します…」
顔を上げれない
「よう、優月」
「久しぶり…」
「なあ?優月…てめえ、なんで消えた」
冷汗がすごい。緊張が一気に走る
「それは…」
「まあ、いい、俺はアイツらにちくったりしないよ」
そういって私の頭を、いままでもしてきたように
優しくなでた
「心配…したんだぞ。俺なりに」
「渋谷……さ…ん…ありがとうございますっ」
「いいってことよ。まあ、この高校にはいろんな組の奴等がいる
気をつけろよ。」
「うん、ありがとう」
