僕等に言い争いは似合わない。
笑い合う関係がいいんだ。
それはどんなに傷ついても、やっぱり願ってしまう関係だった。
「見つけられなかったら、僕等はもう友達には戻れない。
そうすればいいだろ」
「そうだな……」
やっと蒼太に笑顔が戻った。
僕等は傷つけても、許せない関係でもまたやり直そうと思える。
それが本当の「友達」なんだな…。
杏のお母さんを見つけるのは、本当に大変だった。
近所の人は誰1人と知らないし。
街中で聞いても分かるわけがない。
でも見つけないと、蒼太とは元の関係になれないから必死だった。
僕にとってかけがえのない友人だから―…。
「あの…、それはもしかして…」
そんな時僕等の前に、杏のお母さんと再婚する予定の人と出会えた。

