「僕、杏に告白しようと思う」
「おー」
蒼太は一瞬だけ、悲しげな表情を浮かべた。
でもすぐに笑顔が見える。
(何も…そこまで、気を使わなくても…)
最初に壁を作ったのは自分。
蒼太だってその内、僕に対して冷たくなった気がする。
「あぁ、そういえば静さ。
昨日言ってた約束、破ったら次会った時許してもらえないことをした。
そう思え。だから嘘はつくなよ?」
ごめん、蒼太…。
だったらもう、許してもらえないよ…。
僕はキミと出会わないほうがよかったのかも知れない。
傷だらけの僕には、眩しい2人の存在なんていらなかったのかも知れない。
父さんに言われたっけ。
友達なんて、所詮は飾りに過ぎないと―…。

