暴走族に愛された不登校女子。








―…。



でもごめん、

僕は転校をすれば、もう会えないかも知れない。




「暴力」のある世界から、僕は逃げれない。



だから強くなるしかない。

強くなって、2人にまた会えたらいい……。





「蒼太、今までありがとう」


「何だよ。また会えるだろ?」




僕は蒼太との約束を破る。

―何でも言い合える―



それは無理だった。


暴力をされ続け、転校する理由が父さんの借金で、なんて…。





恥ずかしいだろ。


惨めだと思うんじゃないか。




そう考えれば、蒼太には言えなかった。




多分、その時から僕は誰にでも壁を作っていた。