暴走族に愛された不登校女子。









「…馬鹿ね。


戻れないのよ、何もかも。

彼と喧嘩した日。


今の彼と出会っちゃったのよ…。



何よ、今更。

今更彼の元に戻っても、

どんな顔をすればいいのよ…」






美沙の本音がぼろぼろと溢れ出す。





「私は…誰かを苛めることで、


生きている実感をするような、最低な人なのよ…。


彼にそれがバレたら…。嫌だったから…。


ずっと隠して生きてきたのに…」





「美沙がどっちの性格でも、彼は嫌っていたと思うの?」





あたしは何て馬鹿なのだろう。




相手はあたしを苛めていた、最低な人。



それなのに…、彼女の表情を見たら突き放すことが出来なかった。