そのときからあいつのことが気になってしょうがなかった

けど、なにも知らないし

そう何度も会えるわけがない

「ちょっと散歩がてら見回りしてくる」

「珍しい!雨なのに凌也がいくなんて」

けど、俺は少しの可能性にもかけたいみたいだ

なんか女々しいな

かっこわりぃ

「別にいいだろ。気が向いただけだ」

そういって街を適当にうろつく

さすがに無理だわな


とか思ってたら


目の前に座り込んでるあいつがいた