こんな時は、図書室に行こう! 静かな図書室で心を落ちつかせるの。 私はひとり、教室を出た。 図書室は貸切状態だった。 1人になるのにうってつけの場所。 私は本を開いた。 校庭から聞こえる元気な声が図書室に響く。 気のせいかもしれない。 勘違いかもしれない。 だけど、千葉くんの声が聞こえてしまう。 だから、すぐ私は本を閉じて図書室を出た。