千葉くんは何日も何日も、私に声をかけ続けてくれた。

私は何日も何日も…無視をした。



そしてとうとう、千葉くんが私に声をかける事はなくなった。



「楓、大丈夫?
最近、千葉くん…楓に声かけないし。」


「大丈夫だよ。」


そう、大丈夫。大丈夫だから。

私は、自分にそう言い聞かせる。