あの四人はどこか見覚えがあるような気がする
銀混じりの黒髪、緑色の髪、栗色の髪の男三人に緋色の髪の女一人
髪色が違うだけでこう雰囲気が変わるのか
コツン
白髪の男がゆっくりと近づいてきた
「無傷のまま、と言ったが…どういう事だ」
眉を寄せ男に恐怖心を煽らせる
「く、来るな! 来たらかき切るぞ!」
「……させるかよ」
一気に間合いを積めてナイフをそのまま素手で掴んだ
「……条件をのんだら見逃そうかと思ったが」
グッとナイフを掴んでいだ手に力が入る
パタッ
血が地面に落ちた
「ひっ!」
男のナイフを持っていた手が私を押さえていた手が緩んだ隙に私が下に動く
否、足が動かなくて座り込んだ、が正しい
白髪の男がナイフを取り上げ男に蹴りを入れて後方に吹き飛ばす
男が壁にぶち当たり気絶し、ナイフも後方に飛ばされ地面に落ちた