「星夜、気を付けて」


「あぁ」


翼の頭をポンッとしてから真ん中から開けた場所を通る


歩きながら特効服を羽織る


穴が空いて赤くなった特効服はどこにもない


白神の名前の通りの"白"だ


「――……獄憐は何も知らないだろうから教えてやろう。 俺が白神十九代目総長、帝だ。

獄憐全員俺一人が相手をしよう」


総長としての俺はニヤリと笑った



























終わった後に待っていたのはここにいる皆による喝采


振り向き、口を開く


遮られた際に言おうとしていた言葉は……
























「――……お前ら、俺についてきてくれるか?」
























【終】