まさかの暗闇作戦か?


中心部辺りだろうけどシンとしてるし気配は動く様子もない


ガシャンッ!!


「!?」


開けっ放しにしていた扉が勢いよくしまった


真っ暗になった倉庫


思わず身構えた時だった


カッと急に明るくなる倉庫内に咄嗟に顔を手で遮った


パーンッ!!


一斉に鳴り出すクラッカー音


そして、


`総長、お帰りなさい!!´


声を揃えて叫ぶ下っ端達


「……は?」


俺は多分、変な顔をしている


「ほら、何突っ立ってんのさ!」


後ろから塁に背中を叩かれる


「せやで! 星夜が戻って来た時に備えて準備したんや。 見てみい!!」


颯一が指差した先は二階


大きな大きな横断幕に


《総長お帰りなさい!!》


っと書いてあった


「それに!」


「スゴいでしょ!」


双子が見せたのはテーブルに並ぶ沢山のジュースとお菓子だった