「……光、変な所ってどういう事よ」
「ほらほら、診察に遅れるよ」
肩に手を回して個室を後にした
パタンッと音を立てて閉まったドア
「……星夜のお姉さん、中々の迫力があるね」
「かなり、緊張するなんて…こんなのないよ」
「大きなお腹してるのに鋭い一撃だったわね」
「み、皆って晴羅さんとは長い付き合いなの?」
氷雨さん、時雨さん、臣さん、慎之介さんの表情は固いままになっている
まぁ、あんな真っ直ぐにぶつかる人はそんないないから
さすが、姉弟って所や
「晴羅さんは白神に入る前からの知り合いだからね」
「親しい人には絶対にアダ名をつけますよ」
「面白い物や好奇心にはすぐに飛び付くで」
「……怒らすと星夜でも逆らえないから」
「なんせ、元ヤンだからな」
「「「「……マジで?」」」」
簡単な説明で四人をさらに驚かす結果となってしまった
side end.