人数が多いから幹部クラスだけで集まるという事
勿論、翼も同行
これからの同盟関係を話すだけでなく友好も築こうというのが目的らしい
「場所はこれから考えるとして、時間はどうしよっか?」
「はい! 早朝と深夜以外でお願いします」
「よし、考えとこう」
こんな感じで話が進んでいく
「……! ……つ…!」
「……! ……!」
暫く経って、やけに廊下が騒がしくなった
……気のせいやろか、声が近づいてきてないか?
なんだか、聞き覚えあるよーな
「……まさか」
「姫様?」
引きつった声をあげた翼の氷雨さんが気にかける
瞬間、ノックなしにスライド式のドアが勢いよく開いた
白髪のセミロングのキレイな顔立ちの女性
だが、怒りの込められた表情を見てこの場にいた全員が顔をひきつらせた
「「「「……晴羅さん」」」」
俺達の声を聞き入れずに晴羅さんは星夜の前にまで歩み寄った



