「……これまで星夜が支えてくれた分、今度は私が支えたいの」 「俺は今以上に翼が幸せになってもらいたい。 いや、俺が幸せにしたい」 「うん」 「例え、翼が嫌だって言っても俺は離さないから」 「うん」 頬に触れられた手の上にそっと重ねた 「翼、俺と付き合ってくれませんか?」 「……はい」 今を大切にしよう これから何が起きても乗り越えられそうな気がする 外灯の明かりか灯す病室で二つの影が一つに重なった