どれくらい経ったのだろうか


外は既に暗くなり、外灯が灯りをともしている


外灯の光で個室がぼんやりと照らされていた


その空間の中で星夜がゆっくりと状態を起こした


「起きてて大丈夫なの!?」


「ほぼ痛みは無いし、問題ない」


「……そう。 よかった」


ホッと安堵した


「俺が寝ていた間に何かあったか?」


「確か、抗争中に白神倉庫に敵襲が来たとは聞いたわ。 けど、全て白神の勝利よ」


「じゃなくて、翼自身には何もなかったのか?」


繋いだ星夜の手に力が入った


「あいつらは強いから、ちゃんと限度も考えている。 俺がいなくても安心できる。

だが、翼はどうだ? 制服着てっから学校には行っているだろうが、自責にかられて倉庫に行ってないだろう」


「!」


「……当たりだな」


そう言いながら苦笑いを浮かべた