「いいのかよ」
「我らが総長、氷雨が言ったんだよ? 自信持って」
「じゃなくて、鸞! お前は?」
「オレ? そうだなー……」
うーん、と考えて、ニッと笑う
「今後に期待できる大河達を信じたいな。 今度は内部からではなくて、外からサポートしたい。
つまり、同盟の話に賛成!」
「……ハハッ、なんだそれ」
片目を閉じて、グッと親指を立てる動作に笑ってしまった
「これから忙しくなるよ? その反動で思い返す暇がなくなるんじゃない?」
「……あぁ」
俺には仲間がいる
信じて新たな雛菊としてこれからを築き上げていこう
こうして俺の初恋は静かに幕を閉じたのだった
side end.