「――……なんなの?」
それを疑問にもって三日目
お昼休みとなり、理事長室に集まっていた
「これまでのお詫びじゃないか?」
理事長が呑気に笑いながら答えた
……笑い事じゃないと思うのは私だけだろうか
理事長は病院で撃たれた部分を動かさないように処置されたそうだ
「それよりいつまで被ってんだよ。 もう明かしていいんじゃないか?」
理事長が頭を指差して聞いた
正体を隠すためにウィッグを被っている四人は顔を見合わせる
「星夜が戻ってくるまではこのままの予定です」
「そう、か。 けど、何かあったらバラせよ? 総長不在の間にどうするか決めるのは副総長なんだからな」
「承知してますよ」
塁はどこか影のある笑顔で答えた
教室に戻ると黒板には大きく"自習"と書いてあった
休み時間の雰囲気のまま、授業時間に入る



