前に見たまどかの事をかかれた資料内容を思い出した


わかったのは愛されるのは当然だと思い込んでいる事


注目されるのも同様にだ


自己中心的でちょっとでも嫌な事があるとやり返さなきゃ気がすまない


その時は極力自身の手は汚さずに周りが相手をいたぶるように仕向ける


それで何人かが被害にあっていた


「――あんたのワガママで精神的に追い詰められた人だっているのよ。 それなのに反省もせずに当然だなんて……」


もうまどかに何を言われても傷つかない


それどころか怒りが増すばかりだ


「最低ね。 それしか言えないわ」


右手を振り上げまどかの頬を叩く


パンッ


乾いた音が響く


「いっ……! 何するのよ!!」


「今のは雛菊の分よ」


パンッ


「これは遥の分」


パンッ


「これは……」


パンッ


「これは……」


誰かの名前をあげながらまどかの頬を叩き続けた