「塁もそう思うやろ?」


「クスッ、そうだね」


思わず笑いが漏れてしまった


「颯一の天然ボケがいい発想をうんだね。 あ、これは褒め言葉だよ」


「……あんま嬉しゅうないな」


不貞腐れる颯一


「まぁまぁ、総長に遣えるあたし達の腕の使いどころ見せてやりましょうよ!」


「だから、はい!」


翡麻里は拳を前に差し出す


それが合図で俺、颯一、緋麻里も同じような形を取り、


トンッ


グータッチを交わした





























この時、俺達はこの先は悲劇が起きないと信じて疑わなかった



















side end.