強がりな元姫様



「本当、白神は賑やかでいいわね」


「彼らはシェリーの事好きになってくれるかな?」


時雨さんの後ろで臣さんとシェリーと戯れている慎之介さんがいた


「……それは、無理じゃない?」


「え」


シェリーは毒を持っていないけど、非常に毒々しい見た目をしている


始めてみる人は絶対驚く


臣さんハッキリ言い過ぎてます


「塁。 これからなんだが……」


「……あぁ、そうだね」


黒神との話が終わったのか星夜が近づいてくるのが見えた


互いに頷き合い、雛菊に視線を向ける


「大河、翔太、浩輔、保。 これから、お前らの実力を見る。 今の状況からこれからの特訓していくか決めていく」


「対戦は星夜を覗いた4対4で。

保 対 翡麻里

浩輔 対 緋麻里

翔太 対 颯一

大河 対 俺

……後、俺達はできるだけ時間を引き延ばす事」


そこまで言って互いの承諾を得てから特訓の前置きは始まった