「……って、事は本来は牙礫と闇龍になるわけね」
「相手が減ったわけで、多少は楽になった」
「さてと、やりますか」
話を聞いた炎舞は戦闘体制に入る
「タイマン、か。 乗りには乗るが今はあの2チームを追っ払うのが先だ」
「本当か!?」
「わかったら、端にでも寄って観戦してればいい」
「わかった!!」
黒神は素直に従っている
人数は100弱
少ない人数でここまで来るとは……
シュッ
「! おっと」
パシッ
いつの間にか始まっていたらしい
手にはナイフを持っている男の手首を掴んだ
「危ないなぁ。 喧嘩に物騒な物は使っちゃダメだよ?」
ニッコリ笑い、身体を捻ると同時に男を地面に叩きつけた
「……お、覚えてろよ~…!」
数分後、ボロボロとなった牙礫と闇龍の面子は互いを支えながら倉庫を出ていった