バンッ!
「総長! 牙礫-ガレキ-と闇龍-アンリュウ-、黒神-コクジン-が攻めて……うわぁ!!」
勢いよくドアを開けた赤の特効服を纏った男子は中の異様な空気に叫んだ
「おい、どこのチームが来たって?」
「はっ、はい……牙礫と闇龍、黒神です」
「世界No.4と5か。 しかも……」
「黒神に至っては、急速に勢力をあげている所だね」
塁の言葉に緋麻里と翡麻里は同時に溜め息を付いた
「黒神って、打倒白神を目論んでいるとかいないとかききますが……」
「名前を似せているって言うのが何というか……」
「「ねー?」」
「……星夜、どないする?」
「聞かなくとも分かっているだろう」
星夜を先頭にドアに向けて歩き出す
「行くぞ。 今は追っ払う、後は炎舞で何とかしろ」
「言ってくれると思ったよ。 雛菊と姫様は二階から見てな」
「……」
炎舞と白神の幹部が身なりを整えながら、幹部室を出て行った