「何をしても私はまどかをボコボコにした覚えはない。 だから、謝る必要ない!」


私は断言した


ケバい女子五人は目の色を変えて睨みつけてくる


すぐに何かを企むような笑みを浮かべた


「そこまで言うなら、あんた達出てきなさい!」


それを合図に出て来たのは男子十人


「……なんなの?」


「その強がりいつまで持つのかしら」


ニヤニヤと男子十人は近づいてくる


……なんか、厭らしいんですけど


「コイツラにヤられなさいよ。 そうすれば大人しくなるでしょう?」


ケバい女子達はキャハハと笑い出した


「……ムカつく」


私は低く吐き捨てた


「随分と低く見られたわね。 私はアンタみたいに下劣な真似はしないわ」


足を振り上げて近づいてきた男子を蹴り上げた


ドサッ


「私、これでも合気道と護身術やってたんだ」


冗談抜きで本当だ