「…………一言で言うなら"変人"の集いです」


言いにくそうに緋麻里は言った


「変人だよね」


「変人やなー」


「変人だね」


翡麻里、颯一、塁も口を揃えて"変人"という


「……だったら、鸞も変人の部類に入るの?」


「入りますね」


「緋麻里、返答は酷くない?」


声の元に振り向くとそこにいたのは鸞だった


「ホントの事じゃないですか。 早朝に起こされるのも持っての他です」


「緋麻里、何だかトゲトゲしいね」


キッと睨み付けられ、鸞は頬を指でかいた


「あれ、星夜は?」


「雛菊を迎えに行ったでー」


「……夜更かし?」


「家の手伝い。 寝たのたったの三時間や」


欠伸をしながら颯一は答える


「俺達、先に入っててって言われたから」


「そう。 なら、オレはここにいるよ」


鸞とは別れる感じで私達は倉庫に向かう


近くで見るとより迫力があった