「――……こんな早朝から何考えとんのや?」


そう言って大欠伸をする颯一


「颯一、昨日夜更かししたの?」


「仕方ないよ。 気紛れだからねー」


「……ですが、寝ていた時に叩き起こすように電話するのはやめて欲しいです」


翡麻里は首を傾げ、塁は苦笑い、緋麻里はげんなりとしている


「俺は今から雛菊の倉庫に言ってくる。 塁、先に入っててくれ」


「りょーかい」


通りすぎる間に私の頭をポンッとしてから車に乗り込んだ


見送り、もう一度行く所を見上げる


炎舞の倉庫


綺麗な外装で大きさは白神の方が上かもしれない


「……ねぇ、緋麻里」


「なんですか?」


緋色の髪に白の特効服を着ている緋麻里


皆も本来の髪色


私は何を着ればいいか分からずに制服だ


「炎舞って、どんな人達がいるの?」


「え。 そ、それは…ですね」


言っていいのかと悩み始めた