「少し時間かかるから何か食べておけ」


朝食が入っているレジ袋を受け取った


「ありがとう、ございます。 総長さん」


「星夜でいい。 同じ総長だから、その呼び方はおかしいだろ。 同い年だからタメでいい」


「……わかった」


そこからは車内で誰一人話す事なく時間が経っていく


「……これから行く所で会う奴らは、色々と平気でズバズバ言ってくる」


行く場所は炎舞、の倉庫


「……何を言われても受け入れてやる」


心に来る言葉でも俺は逃げないと決めたんだ


俺は、一人じゃない


「その意気なら大丈夫だろうな。 ……もう一つ。

あいつらを一言で言うなら"変人"の集いだ。 気を付けろよ」


……変人?


「どういう「着いたぞ」」


俺の言葉を遮ると同時に車が停まった


車を降りて見るのは雛菊よりも大きな倉庫だった


その後、星夜が言った変人の意味がすぐに知る事となる










side end.