「俺は、総長である自分を恥じている。 許さなくたっていい、だが、今回の件が終わるまではついてきてくれるか?」
「当たり前ですよ!! おれ達は大河さんが総長だから付いていこうとするんですから!!」
「大河さん、頭をあげて下さい。 俺達にも責任がありますよ! そうやって、自身を責めないで下さい!!」
騒ぎだす中にも涙ぐんでいるのが数人いた
「……お前ら」
俺はいい仲間に恵まれてるな
もう一度守りたい
翼の為にも同じ過ちを繰り返さない
「ありがとう、俺に力を貸してくれるか?」
`はいっ!!´
あまりの暖かさに涙が流れそうになり、歯を食いしばって耐える
「話は終わりだ。 各自、持ち場に戻れ」
`はいっ!!´
下っ端は散り散りになっていく
「「「大河」」」
一息ついた時に名前を呼ばれて振り返ると三人は笑っていた



