「大河さん! こんにちは!」


倉庫に入ってすぐに挨拶をされる


「……話したい事がある。 全員集めろ」


「わかりました!」


下っ端の一人に言って幹部室に入った


数分後に全員揃ったと聞いて幹部室を出た


「――今日はお前らに重要な話がある」


俺は全てを話した


雛菊の姫であるまどかは実は敵族の姫でバックに二つの組がついている事


その敵族が一週間後に責めてくる事


最後に翼は俺達を裏切っていない事も全て話した


終わった途端にざわめきだす下っ端達


「そんな…俺達は、騙されて……?」


下っ端達の中の一人が言った


「騙されて、じゃない。 俺達は嘘を事実として受け入れてしまい、事実を嘘と受け入れてしまった。 それが今の事態に繋がってしまったんだ」


`……´


シンッと倉庫内が静まり返る


「俺のせいで、何人かも抜けてしまった……」


俺は頭を下げた