「__雛菊総長、明日俺らと来てもらいたい所がある」


星夜が大河に向ける目付きが変わり、塁、颯一、緋麻里、翡麻里はいち速く反応した


「……来てもらいたい?」


「そうだ。 幹部全員でな」


「何者かもわからないのにか」


「……"あの時"の倉庫であった事はあるだろ?」


「……!? まさか……」


まさか、の後に続くように星夜はウィッグを外した


大河の顔が驚愕に歪む


「改めて自己紹介でもしようか。 白神総長、新崎星夜だ」


毛先が黒みがかった白髪をかきあげて笑った