「__そこまでだ」
その場を止める他者の声
入り口前にはいつの間にか今朝のメンバーが揃っていた
まどかは右手を後ろに隠し、エヘッと笑う
「皆さんどこか痛いんですかぁ? まどかが治療しますよぉ?」
猫なで声をあげてメンバーに近づいた
「……いい加減にして下さい」
「え」
緋麻里はまどかの横を通り過ぎる
「あなたが翼ちゃんを叩いたのはわかっているんですよ! ……首はどうしたんですか?」
「それは…俺がやった」
答えたのは視線をそらした大河だった
「だってぇ…まどかの彼氏に手を出したんだもん」
悲しげに俯いた
「そう思ってんのはあんただけやないか?」
「僕達は、全部知っているよ」
颯一と翡麻里は静かに睨み付ける
「……雛菊を潰そうと目論んでいるのと翼を裏切り者扱いした主犯が君だって事がね」
塁はニッコリと笑う



