「お父さん…本当にいないの!? じゃあさ、[モモ]はどう? あたしはいいと思うんだけど……」


「んー…彼女はいいけど明るすぎるというか……」


「……春だから明るくていいんじゃないか?」


「そうなんだがなー…」


いい案が浮かばないと言った様子


「なんて言うか…姉妹に関係なく兄弟って言うのはどちらかがしっかりしているだろ? 姉弟の晴羅と星夜だと…星夜だな」


「……成る程」


「納得してんじゃないよ!」


晴羅さんが放った一撃を星夜はあっさりと避けた


「だったら、姉妹だからって二人にこだわらなくていいんじゃないかしら?」


「! そうか…三人でも行けるかもな。 それなら彼女も入れられる」


「父さん、それなら三人目はどうなるんだ?」


「そ、そうだなー…」


朝陽さんは腕を組んで首をかしげる


「……」


「……?」


なぜか私に向けたまま動きが止まった