強がりな元姫様



「それよりも星夜がつーちゃんに買った服見たよ。 またセンスが上がったんじゃない? 姉として誇らしいわ」


「翼なら何が似合うか考えられた」


翼の服がアネキにも好評でよかった


「……つーちゃんの事で変な事聞いていい」


「内容によるけど」


「……」


言おうとしているんだろうけど周りを気にしていた


俺とアネキしかいないのに


「星夜はつーちゃんの事をどう思ってんの?」


「は?」


「あたしがいうのもなんだけど星夜はカッコいいじゃない。 なのに、今までに女の子には一切興味なかったのにつーちゃんに関しては家に連れてくる程気にかけているじゃない」


「……!」


「珍しいからさー、友達にしてはそこまでするかな?」


テーブルに肘をついて手に顎をつけた


……これはアネキに試されている?


目を細めてジッと俺を見ているアネキの雰囲気が変わった