「――ここがショッピングモール?」
「翼は来るのははじめてか?」
「そうね」
そびえ立つ建物を見上げなから私は言った
どれくらいあるのですら考えられない
「星夜はよく行くの?」
「……そう、かもな。 白神のメンバーとも行くし、アネキの荷物持ちされたり」
「……」
「…………とりあえず、二人を探す前に翼の服だな」
少し前にいた星夜が振り向いた
「いらっしゃいませー!」
気のいい店員が迎えてくれた
「翼はどういうのが着たいんだ?」
「あんまり派手じゃないの」
「了解」
沢山の種類の服が立ち並んでいる中を星夜は歩き出した
私も何か探してみる
「……あ」
いいな、と直感的に思いそれを手に取ろうとして、
「……翼、今回は黒は控えてみないか?」
いつの間にか戻ってきた星夜に止められた