強がりな元姫様



「……じゃあ、Wデートしましょうよ。 光も休みだし、つーちゃんの服も選べるし一石二鳥ね!」


そう言って晴羅さんは手を叩いた


デートって恋人同士がするものだよね


「あの…私と星夜はそんな関係じゃないですけど」


「「……」」


晴羅さんと光さんは顔をひきつらせた


「……そうだな。 そんな関係じゃないよな」


「? そうね?」


星夜が落ち込んでいるように見えるのは気のせいだろうか


「と、友達同士でもデートというのが出きるから」


「う、そ、そうよ! 星夜、ちゃんとつーちゃんをエスコートするのよ!」


「……わかってる」


二人が星夜をなだめようとする体制となっていた


「あらあら、賑やかだと思ったら帰ってたのね、晴羅」


「光君をほったらかしにするんじゃないぞ」


いつの間にか夜空さんと朝陽さんがドアの前に立っていた