ぼんやりとした様子で周りを見て、私に焦点を合わせる
「あー…起こしに行こうとして、いつの間にか眠っちゃってたのね」
反省反省、と言いながら頭をポンポン叩く
「……おはよう、つーちゃん。 あたしとは初対面だよね?」
若干垂れ目の瞳の色は灰色
星夜とほぼ同じの配色だ
それよりも……
「つーちゃん、って誰ですか?」
「勿論、翼ちゃんの事よ。 あたしはセイラ。 "晴"れるに羅列の"羅"で晴羅」
私の手を取って、上下に振った
「ちなみに星夜の姉だよ」
そういえば、昨日いなかったんだっけ?
「電話来てさ、どんな子か興味あって見てみると寝顔がキレイでどこぞのお姫様だ、って思っちゃったよ」
ニコーッと笑って抱きついてきた
「所でつーちゃんって着痩せするタイプ?」
「……はい?」
疑問符を浮かべていると、晴羅さんの手が服の中に入ってきた