強がりな元姫様



「それと彼女の家は病院でお金持ち。 今まで甘やかされて育ったから、常に自分が一番だと思い込んでる」


バックから資料を取り出して、テーブルに広げる


「彼女の病院は不正ばっかりしていて金で解決してる事も分かった」


わざとらしい溜め息をついた


「……これ、塁が聞いたら怒りますよね?」


「怒らせたら一番厄介なのが塁だもんな」


「……それは星夜もやで」


「何か言ったか、颯一?」


「何も言っておらんで!」


颯一は星夜に慌てて否定した


「……話ずれたね。 しかもまどかはそれを盾に大河を脅してる。 現にニセモノの恋人関係を築いてる」


「注目されたいが為に、手段を選ばないのね」


さぞかし気持ちいいんだろうね


蹴落とされた人の気持ちなんて知らないんだろう


「翔太は、まどかに"弱み"を握られてんだ。 何なのかわからないけどそれは確かなんだ」


浩輔は俯いて、それだけを言って立ち上がった