「……と言う事だ。 俺達がサポートするから心配はいらない」


「……颯一と翡麻里は責任重大だな。 ま、せいぜい頑張れよ」


「「はーい」」


そこからテスト勉強が再開した


「……翼ちゃん。 翡麻里と颯一のやる気を出してくれてありがとうございます」


教科書を盾にして緋麻里が周りに聞こえないように囁いた


「そのつもりはなかったんだけど」


「知ってます。 考えたかったんですよね?」


気づかれてた?


「今は秘密ですよ。 ネタばらしはテスト返却後にお願いします」


「……うん」


縦に頷いた


颯一と翡麻里の実力はテスト後にわかる


条件、だけど答えは決めていた


既に決まっていたんだ


私は……