「俺は伊能奏汰です」


真ん中の男


「と、戸村孝明です」


「氏家幹二。 幹二って呼んでくれ」


右、左の男が自己紹介をした


「私は…知ってんだよね。 下の名前でいいよ」


「うん」


「分かった!」


「よろしくな」


一人ずつ握手を交わした


そこへ、


「……終わったか?」


と星夜達が姿を見せた


「総長に言って貰わなかったら、俺、勘違いしたままでした!」


「この機会を設けてくれた事に感謝します!」


「お陰でこれから仲良くなれそうです!」


「わかったから。 ここでは敬語はやめろ」


そう言いながらも口元が笑っている


「「翼ちゃーん!」」


「わっ!」


双子が揃って抱きついてきた


「よかったよー。 和解できてよかったよー!」


「本当は心配だったんです。 それは杞憂に終わりました!」


とても嬉しそうで声が弾んでいた