「……夢で、信じていた者達に裏切られて絶望の淵に陥られるの。 私が友達や仲間を…居場所を求めたから?」
あの時の再現
いつか夢の雛菊が星夜達に置き換えられてしまうんじゃないかって
また心を抉られるなんて…今度こそ耐えられない
……怖い
「……人は一人でいきられない。 何かを求めるのは当たり前だよ」
「……え?」
「俺、あなたを…高岸さんを見誤ってた。 噂を信じ切ってた」
「……見た目は堂々とし過ぎてるのに実際、寂しがり屋なんだな」
「……許してとは言わないけど、ごめんなさい」
「「ごめんなさい」」
三人は揃って頭を下げた
「頭を上げて。 謝られたって対応困るだけだし」
「「「……」」」
「……でも、ありがとう。 これからは、仲良く、してくれる?」
「「「はい!」」」
流れる何か…涙はいつしか止まっていた