私はもう一度父に見てもらいたくて勉強も運動も頑張った
父の命令で海外にまで行ったのに
私の努力は無駄だった
日本に戻った頃には私はさらに孤立していた
だから高校は進学校ではなく地元の不良校に通う事にした
せめてもの反抗でイヤリングをつけて、ネックレスをつけて学校に通っていた
そんな時に雛菊の皆と出会った
ほぼ強引だったけど連れてかれた倉庫では幹部も下っ端も優しく、自然と居心地がよかった
私は姫になって改めて居場所ができたと思っていた
けれど、数日後に二人目の姫として来たのがまどか
まどかは私を嫌っていてどうにかして姫の地位を独占したかったらしい
そしてまどかの自作自演で私は居場所をなくした
まどかの思惑通りとなってしまった
その後は表向きは何されても平気、を装って裏では声を押し殺して泣いていた
それは今も継続している