「次会ったときに話ぐらいはすればいい。 何か変わるだろう」


「……話?」


「ただ、感情的になるのと一方的に話すのは控えろよ」


「「「……はい」」」


三人はその後失礼します、と保健室を後にした


緋麻里にパンを二個ずつ持たされて


「大丈夫、ですかね?」


「心配せんでええやろ。 三人と翼はきっと仲良くなれるで!」


「それは、翼ちゃん次第って事?」


「そうなるね」


緋麻里達は袋の中からパンを取って食べ始めた


「星夜」


「あぁ、ありがとう」


塁に袋を外して貰ったパンを受け取り食べる


四時限目、午後を通り越して俺らは放課後まで保健室にいた


「……ん」


翼が目を覚ました


「お、調子は?」


「……さっきよりは」


「そうか。 車の用意できてるから病院行くぞ」


「…………え?」


翼を再び横抱きにして保健室を後にした





side end.