「もう…別れよう。」
 
 
雨の降る日曜日
 
久々のデート
 
いきなり突きつけられた言葉…
 
 
そして、彼は1年記念日に買ったペアリングを外し、あたしに突き返した。
 
「…何で?」
 
あたしは理解出来ず、震える声で聞く。
 
「他に好きな奴が出来た。ごめんな…。」
 
 
彼から放たれた残酷な言葉
 
そして彼は、あたしに背を向け歩き出した。
 
「待ってよねぇ」
 
彼は振り向きもせず、ただひたすらに歩く。
 
その背は何故だか泣いてるようで…余計悔しく、悲しくなった。
 
「まっ…て…よ。」
 
あたしは、雨の中泣き崩れた。
 
雨は容赦なくあたしに降り注いでいった…。