でも、中々受け取らない龍馬くん。

私は頬を膨らませた。

「貰ってよぉ……」

と、言うと龍馬くんは苦笑いした。

「ん~、じゃあアイスを奢って?」

少し考えてからそう言った龍馬くん。

私は顔を輝かせた。

「うん!いいよ!行こう!行こう!」

私は、龍馬くんの腕を軽く引っ張り走った。

よく見るとアイスとお土産やさんが繋がっているみたい。

「これ、可愛い!」

見つけたのは、この遊園地のマスコットキャラクター。

オムライス君。