ぽんぽん、と頭を撫でられた。 それが嬉しくて、頬が緩んだ。 「はぁい!」 そう返事すると、ニコッと笑い出ていった。 私は、急いでパジャマから制服に着替える。 髪の毛をツインテールにする。 昔から悩んでいる癖毛が揺れた。 鞄を持って1階のリビングに向かう為にドアを開けた。 「良い匂い…………」 トーストの香りがお腹を空かせた。 私は、階段を降りた。 そして、席につく。