「花菜-カナ-、起きてー。」

ユサユサと揺さぶられる。

私は、目を覚ました。

「あれ?ちぃ君?」

目の前には、幼なじみけん彼氏の哉-チカ-君が。

「おはよ、花菜。朝だよ?」

「ん……ありがとぉ。」

これは、いつもの習慣。

私の両親は、朝早くから夜遅くまで働いている。

だから、ちぃ君が私のお世話?をしてくれているの。

「ご飯、出来てるから着替えておりてきてね。」