それは、芦希くんが皆に恐れられてるからです。

顔立ちは、良い方なんですが目付きが生まれつき悪くてなかなか人と接しにくいらしいんです。

一匹狼ですね。

私は歩いて芦希くんの席へ。

席についた頃には、クラスはうるさくなっていました。

「芦希くん、ご飯食べましょう?」

「おう……。」

私達は、手を合わせいただきますと言いました。

黙々とご飯を食べます。

あ、今日はお魚さんですね。

白身魚を揚げたのにタルタルソースがのっています。

「なぁ……」

芦希くんが、話しかけてきた。

「なんでしゅか?」