すると、今度は父さんが前に出てきた。

「実緒ちゃん。おじさんの事誰だか、わかるかい?」

「うーんとねー・・。春兄ちゃんと和ちゃんのパパー!!」

「だけど、どうして頭の毛がそんなに白くなっちゃったの?」

俺は正直おどろいた。

父さんの事わかるんだ!

「はっはっはっ。そうだねーどうしてかな?」

「ねぇ実緒ちゃん、今日から新しいお部屋に変わろうと思うんだけど、どうかな?」

「うん。いいよ。」

「じゃあ、そこにいる大きいお兄さん先生に連れていってもらおうね」

そう言うと、こっちをチラッと見る。

えっ!それって俺の事か?

実緒は身長145㎝、俺は185㎝・・・。40㎝の差かー

確かに、大きいお兄さんだ。